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リスクの意味って? 神々への反逆なの?

さて、今回書こうと思う本は
読むのに非常に時間がかかりました。

普段読んでいる本とは毛色が違います。

それがこちら。
リスク〈上〉―神々への反逆 (日経ビジネス人文庫)リスク〈上〉―神々への反逆 (日経ビジネス人文庫)
(2001/08)
ピーター バーンスタイン

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新たな視点をもらえました。
リスク(risk)。

何とも日本語にはしにくい言葉ですよね。

危険……でもなにか違うし、不確実性、といってもなにか違う。

だからこそ、カタカナ語として普及したのかもしれません。


本書の中には、こんな説明があります。

「リスク(risk)」という言葉は、イタリア語のrisicareという言葉に由来する。この言葉は「勇気を持って試みる」という意味を持っている。この観点からすると、リスクは運命というよりは選択を意味している。われわれが勇気を持ってとる行動は、われわれがどれほど自由に選択を行えるかに依存しており、それはリスクの物語のすべてでもある。この物語こそリスクが人類にとって持つ意味を明らかにしてくれる。


ここで一つ疑問が。

なぜ、「勇気を持ってとる行動」が
「どれほど自由に選択を行えるかに依存して」いるのか?

自由ではないからこそ、勇気ある行動ができるのではないか。


さらに大きな疑問として、
なぜタイトルが、「リスク 神々への反逆」なのか。

これ、日本で住んでいる僕達には
いまいちピンとこないことだと思います。

リスクについて書くうえで、
なぜ神々に反逆しなきゃいけないんだろう?

関係なくない?



実は大いに関係があるんです。


これを理解するためには、

「なぜ高度な数学知識を持っていたアラビア人が
確率論やリスク・マネジメントという分野を開拓しなかったのか」

ということを考えることが重要になります。


なぜか?

必要なかったから?

数学が発達していなかったから?


いえいえ。違います。

その答えは彼らの"人生観"にあったのです。


人間の未来を決定するのは誰だろう。運命の女神だろうか、主なる神だろうか、それともわれわれ人間自身なのだろうか。リスク・マネジメントの考えは、人々がある程度自由な振る舞いができると信じたときに芽生えてくる。ギリシャ人や初期のキリスト教徒と同様に、宿命を信じるイスラム教徒がその段階に到達するには未だ早すぎた。



自由とは、宿命からの自由。

宿命とは、広辞苑いわく『前世から定まっている運命』。

自分の将来が、生まれたときから決まっていると考えてしまえば、
確率論やリスク・マネジメントなどという考えは、馬鹿げています。


しかし、自分の将来がまだ何も決まっていないと考えると?

自分の将来は、自分の行動によって決まると考え始めたとしたら?

それは、つまり未来を神々から取り返す行為。

ゆえに、「神々への反逆」。


という流れだと思うんですよねー。

神々が人間の運命を決めている世界では
そもそもリスク・マネジメントなんて発想にはならないんでしょう。

もしかすると、そうした行為自体が
神への冒涜とみなされるのかもしれません。


それにしても、まさか確率論やリスク・マネジメントの発展を考えていくうえで
宗教、人生観が重要なファクタだなんて考えもつきませんよね。



なかなか手強い本でしたが、

歴史はさまざまな要因が重層的に絡み合って
構成されているということがよくわかりました。


こうした本を読んでいると、
「学校の歴史の教え方って、あまりよくないなぁ」
と思います。

だいたい、学校で教えられる歴史は『縦』つまり時系列で進むと思います。

もちろん、縦は大事です。

でも、それに加えて『横』『斜め』も同時に教えることができれば?

歴史が自分と同じ人間の営みであることがわかり、
何がどう影響して歴史が紡がれてきたのか、
生徒一人ひとりが考えることが出来るのではないでしょうか。

……まあ、理想論だとは思いますけど。


少し脇道にそれました。

結局のところ、本書をしっかりと理解できたとは思えないのですが
それでも、得たものは大きいです。


最近、読書に倦んできた、という方は
新たな風を取り入れてみると面白いかもしれませんよ。
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ぼってぃー

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税理士試験、受験生です。
昨日よりきょう、少しでも成長していきたいと思っています。ここでは主に本の紹介をしています。

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