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【本】政治家の殺し方 【政治に関心を向ける】

2012年、大きなテーマにしたいもの。

そのひとつが、”政治”です。

……と言っても、自分の意見を声高に主張するということではなく
政治の世界を観察してみたいだけですが。


2011年は多くの出来事がありました。
大阪府民としては大阪W選挙は大きかったです。

仮に大阪都構想が実現したとしても
僕が住んでいる場所は直接関係がないので、
何かが大きく変わることに期待しているわけではありませんが。。。

一人の力を持った政治家が現れることで
世の中がどう動くのか、見てみたいんです。そして覚えておきたい。


これまで政治家をみて、すごいなぁ、と思ったことは残念ながらほとんどありません。

学校行事などで話をする地方の政治家なんて記憶の片隅にも残っていませんし
国政に関わる政治家が出演しているテレビの討論番組を見ていても
・ひとの話を遮って自分の話をする
・質問にきちんと答えない
・質問に見当違いの答えをする
・自分とは異なる意見をもったひとを全面否定する
といった「人間として、それはどうよ?」と
思わざるを得ない姿しか見えませんでした。

討論、というよりも
「僕の話聞いてよ!」
と子供がだだをこねているみたいな。

……もちろん、それは本心からではなく
テレビという表現媒体だったり
様々なしがらみのなかでそう振る舞うことしかできないのかもしれません。

でも、うーん。
見ていてかっこわるいし、
なんのために政治家になったんだろう、と思う。
討論することが、政治家の本質でないことはわかってはいますが。。


政治家に強いリーダーシップを求める精神は
ともすれば危険な方向に行くかもしれませんが
現状を見ていると求めたくなってしまう。


――これが今までの考え。

このままなら、政治に興味を持つのは
「もっと歳を取ってからでいいや。
 とりあえず選挙には行っているし」
で済ませていたと思います。


でも橋下徹大阪市長が出演している討論番組を見ていて
その考えを変えざるを得なくなりました。

「テレビの討論番組って
 相手の質問に答えても成り立つんだ…!」
という、考えてみると馬鹿馬鹿しい
けれども自分にとっては新鮮な驚き。

そして実際に行動しているひとの言葉の重み
リスクを冒さず、ただコメントするだけのひとの言葉の薄っぺらさもわかりました。

これはともすれば傍観者になってしまいがちな
いまの時代には、というか自分にとって
怖いことです……。


新大阪市長は利権に切り込んでいこうとしています。

2011年、なぜか頭の中を離れなかったキーワードのひとつが”利権”。
既得権益というのは、これほどまでに強固なものなのか、と。

もちろん、自分勝手な振る舞いは批判されるべきですし、
批判することは簡単なのですが

もし自分が、甘い汁を吸える立場にいると仮定して考えてみると……
既得権益を壊そうとするひとが現れたら
「わしがお前をぶっ壊しちゃる」
みたいな展開になってしまうのかなぁ。

既得権益をなくそうとするひと(改革を行うひと)にとっては
既得権益を享受するひとたちに流れるお金は、自分の懐から出ていくものではありませんが
(行政の場合、税金という形で間接的に流れてはいますが)
既得権益者にとってはダイレクトに収入減につながります。

力の入れ方がどれくらいのものか、想像できますよね。

利権に切り込むのは
とてつもない覚悟と犠牲、代償が必要になります……。



今後、橋下徹市長がどうなっていくのか。

それがちょっぴり予想できるようになるのが本書『政治家の殺し方』。
(ようやく紹介できた)

すでに既得権益にメスを入れ、大変な目にあった政治家
前横浜市長、中田宏さんが書かれた本です。

なんかこう、読んでいて
「世の中にはこんなひとがいるんだ……」
と暗たんたる気持ちになること請け合い。

Amazonの内容紹介です。

前横浜市長は「女性スキャンダルまみれ」で「ハレンチ市長」と命名された。
悩み苦しんで「白髪頭」となり、「死」を考えたこともあった。
魑魅魍魎が跋扈する政界の隠された裏側を告白する、衝撃の書!

37歳という若さで横浜市長となった。だが、事実上、政治家として殺された。ある日、突然襲った謂れのないスキャンダルの嵐。その身の潔白は、すべての裁判で勝訴をおさめたことで証明された。では、いったいなぜそのようなことが起こったのか?裏には何があったのか?「政治家を殺すのに刃物はいらない。スキャンダルをでっち上げればいい。」彼を追い落とした人間は、いまも平然と生きながらえ、何の罪にも問われていない。地方自治をはじめとする政治のアブナイ世界だけにとどまらず、「史上最悪の人生」を味わった著者の実態にも迫る。これほどの生き地獄を味わった政治家は他にいるか?禁断の告白書!


この内容紹介に、少しでも引っかかりを感じられた方は
読んでみたほうがよいかと。

でっちあげたスキャンダルで政治家の政治生命を奪う。
マスメディアの役割って、こんなものでしたっけ?

マスメディアの大きな柱となる
(政治家の)不正を暴く、という機能はとても大切です。
裏で何をしても批判されなければ、増長する人間はたくさんいるでしょう。
でもだからといってマスメディアは何をしてもいいわけではない。

不正を暴く/確証が取れていない情報を載せる(でっちあげ)。
この境界線でこそ、編集能力が問われると思うのです。

でっちあげを見抜けなかったにせよ
明確な意図を持って、でっちあげたにせよ
とりあげたマスメディアは編集能力を露呈してしまった。

でっちあげが事実かどうかは定かでなくとも
(中田宏さんのスキャンダルについては
 裁判で勝訴しているので、でっちあげです)
編集方針、編集能力は明確になります。

裁判では勝訴したものの
中田宏さんは横浜市長に在任中
政治生命を脅かされました。

言葉は悪いですが、効果はあったのです。


そして大阪市長選挙。
同じようなネガティブ・キャンペーンがありました。
橋本徹さんについて
雑誌がさまざまな情報を取り上げました。

その雑誌を編集するひとたちにとっては
その情報は載せる価値があったのでしょう。

でも僕にとっては、まったく価値がない。
それどころか邪魔ですらありました。

そうした情報に注目があつまることで
・大阪市長となって何をしたいのか
・大阪府知事となって何をしたいのか
といった本来論じられるべき大切なことから論点がぶれてしまうから。

そちらのほうがよほど重要なはずなのに……。


政治について、さまざまなひと・メディアがそれぞれの立場で
自分の価値観に沿った主張・解説をしています。

そんななか、政治に関心を向けるということは
情報リテラシーを高めることにつながるかもしれません。


『政治家の殺し方』を読んでいると
マスメディアがとても情けない存在に見えてしまいますが
そこはビジネス。

需要があるからこそ供給があります。

確証が取れていないゴシップ・スキャンダルを載せている雑誌を読んで
「はぁ、馬鹿馬鹿しい」と思うひとが多くなれば、
その雑誌(もしくは方針)は自然消滅するでしょう。
「ひとの不幸は蜜の味」と思うひとが多くなれば、多くなるでしょう。
素直に信じるひとが多ければ
「他誌とは違うことが書いてある」と思われて、売上が伸びるかもしれません。

自分自身は選ぶ(雑誌を買う)立場にいるので
これからは意識して選んでいこうと思います。
そしてストックしていきます。どういう情報を掲載してきたのかを。


本書の主意とは外れていますが
僕が『政治家の殺し方』から学んだのは情報との接し方。

もし自分が政治家なり著名人なら
また違った読み方になると思います。
もっと差し迫ったものになるのかな。
でもいまは、別世界のお話。
当事者ではなく、受け手の立場で読みました。


最後に引用を。

本書を読むと、政治が嫌いになるというか
汚いもののように見えるかもしれませんが
そこはそれ、著者はこのように書いています。

私は政治が嫌いだ。インタビューで「なぜ政治家になったのか?」と聞かれると、必ず「嫌いだから」と答えてきた。もし、日本を任せられるような信頼できる政治家が何人もいて、政治に対する疑問が少なければ、私は政治家をめざさなかった。いまの政治に満足できないから、自分が政治家になったのだ。 162

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Author:ぼってぃー
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税理士試験、受験生です。
昨日よりきょう、少しでも成長していきたいと思っています。ここでは主に本の紹介をしています。

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